ハイキュー‼︎第227話「チャレンジャー」

伊達工戦ももう8セット目。練習試合ならではという感じ。影山が引き上げた打点でずっと打ってきた月島はとうとうスタミナ切れ。「悪いけど僕機械でも日向でもないんで…!」と息も絶え絶えで言っているのがかわいい。負けず嫌い故、自分からはなかなか言えなかったんだろうな。さすがの影山も「選手の状態を把握しろ」というコーチの言葉を思い出し了承。月島の「日向」にバケモノとルビが振られているのがまたいい。クロスだろうと伊達工ブロックも考えている場面でストレートを狙う田中、が、アウト。確かに田中の弱音は珍しい。クロスだと思っていたのは影山も同じで、「すげえ良いストレートでしたよ」と素直に賞賛。「はげまし」ではなくて素直な言葉だって旭さんが気付いてるのいいよね。旭さんはホント、よく見てて気付いてくれる。影山はお世辞やおべっかを使ったりしないからその言葉を素直に受け止められるっていうのはいいな。逆もまた然りというのもあると思うけど。笑

 

二口サーブ。も、また失敗。この失敗の溜めが怖いんだよね。他でもない烏野もまた、こんな風にして強くなってきたわけだから。鎌先さんとのやりとりがかわいい。二口の小声の文句もしっかり聞こえてるwこの2人の関係もすごくいいよねー。二口が鎌先さんのことが大好きなのがすごく分かる。ハイキューは人間関係、中でも先輩と後輩の関係に関してはかなりファンタジーだなと思うけど、その中でも二口の先輩大好きっぷりはその中ではちょっとリアル寄りな仲の良さかな。そして、この間まではピンチサーバーで呼ばれることに恐怖していた山口が決勝では「俺に行かせてください」になり、今や「俺ですか俺ですか俺ですか俺ですね」に変化。本当に肝が据わった。めちゃくちゃ頼もしい。しかし呼ばれるのは、「勝負する準備」が出来ていない木下。ついに初試合。ビビってる割に決めるっていうのはちょっと新しいかな。伊達工の課題として「レセプションかな」と挟まれるのもいい。何よりマネージャーの舞ちゃんがこれを言っているのがすごくいい。呼ばれるたびビビる木下に対してコーチが「次隠れたらずっと俺の隣に座らすからな」って言っているのはすごいリアル。

 

日向のスパイクを二口がどシャットのところ、すごいかわいい。二口いい顔してる。青根と睨み合うところの熱さは言わずもがな。ここの関係もまたいい。そして、烏野の超理想的なストーリー、の片鱗。黄金川が釣られる。月島がニヤリとしているのがいい!日向の思惑に影山が考えを巡らしている間、当の日向は「腹減ってきた」とかって考えてるの好き。最終的に俺の手柄だしと帰結している影山がかわいい。

 

田中のかっこいいルーティンのサーブ。リベロが受けるも、上手く乱してる。上手くブロックに当てて仕切り直しを図る旭さん。西谷がブロックフォローに入り、3枚壁に対して旭さんが打ち抜き8セット目終了。伊達工と烏野が4セットずつ取っているんだね。これはずるい!笑 こんなん最高じゃん。来年の公式試合が見たくなるに決まってる。旭さんにとって因縁の相手である伊達工との試合が、旭さんの成長を示す一打で終わったのも熱かった!