ハイキュー‼︎第220話「合流」

表紙。上からの変わったアングル。めっちゃかっこいい。日向が若干リアルっぽい顔してるような気がする。今更だけど、日向のオレンジ髪に黒(アクセントでオレンジ)のユニフォームの綺麗さすごい。ボールとの色合いなんかも画面としてすごく綺麗。ビジターユニフォームとかって今後出てくるんだろうか。主に日向で苦労しそう。色の問題で。


巻頭カラー。日向と影山、合流。そして、烏野の夏休み。いい絵すぎる…。冴子のオレンジのビキニにたわわなお胸が素敵。水着がちょっと浮いていて下乳がちょっと出てるのぐっとくる。赤ネイルとかレオパード柄のサングラスとかも冴子っぽくてすごい分かる。服装も性格もちょっと強めな感じで、実は色白というバランス。いい。スイカの浮き輪もかわいい。犬と一緒に泳ぐ日向。この犬も度々出てくる気がする。そしてシュノーケルを付けて本格的に潜るスガさん。水着がスイカ柄。かわいい。水中で目開けてる西谷と、岩にしがみついている旭さん。旭さんの水着がシマウマ柄なのとか意外さある。のんびり浮かんでいる木下とガチ泳ぎの縁下。飛び込む田中、影山。影山はスクール水着なのかな。超真剣な顔してるのかわいい。それにしても、影山のような子が仲間たちと学校外に遊びに出ているということだけでちょっとぐっとくる。そして笑ったのがコーチ。超キメ顔で飛び込んで月島に写真撮らせてる。なにこのかわいい大人。月島もニヤニヤしながらも付き合ってあげるんだ?みたいな。服着て水に入ろうとしないあたりはイメージ通りだけど。その背後では山口と成田が魚釣り。ドーナッツ模様の浮き輪に水中メガネ、シュノーケルという重装備のやっちゃんも笑えるしかわいい。何と言ってもスクール水着なのが最高。潔子さんはジャージをまくって脚だけ水に浸かりながら笑ってる。日向のこと見て笑ってるのかな。この2人の関係というのもかわいいものがあるよね。潔子さんが日向にはふつうに話しかけてるのとか、かわいい。そしてあわあわ見守る先生と、スイカを食べながら見てる大地さん。大地さんは何で入らないのかな。普通に絵のバランス的な問題かな。いつまでも眺めて楽しめるいい絵だった…「この子とこの子は一緒にいがち」みたいなところからちょっとズレてるのが新鮮。月島と山口が一緒にいないとか。長い時間を過ごしてきて人間関係も広がってきたんだなぁとか考えるとちょっといいな。


本編。見合うなり走り出す。ブレない。犬?息を切らしながら、離れてた5日間のことを確認し合う。日向の「球拾い」と答える語気の強さや表情なんかにきっと影山も何かを察してニヤリと笑う。いいなーこれ!友達とか仲良しとかっていうのではないんだけど、確かな信頼感や、「こいつなら絶対すげぇことをやってる」みたいな確信がある。そして日向の持参したボールを使ってパス練しながらお互いの5日間について話し合う。もうこれだけでエモい。更に影山が「小さな巨人がいたぞ」と言うのもたまらない。日向がずっと言い続けてる「小さな巨人」が概念として影山の中に存在していることとか、「小さな巨人がいたこと」を日向に言う、っていうの、すごいいいんだよなー。日向がすごく嬉しそうにしているのを見てこちらも嬉しくなる。お前の100倍上手かった、とか付け加えちゃうところが影山。それに反論する日向の言葉遣いが面白い。最近日向の言葉の選び方が面白いんだよね〜。ちょっとリアル男子高校生っぽいし。影山が「お前もっと跳べるぞ」って言うのとか、強化合宿で見たものを日向に還元しようとしてくれているのがいいなぁ。勿論影山は日向のためとか考えてないだろうし、日向がもっと跳べるようになることはチームを強くすることでもある。というのはそうなんだけど。そして西谷、スガさん、と徐々に集まってくる。スガさんの日向影山への接し方がかなり近付いているのとかすごく嬉しい。「月島身長伸びたかー!?」って絡んでるのとか。かわいい。スガさんが田中に絡んで行くときの慣れきった距離感がすごく好きなので、1年生相手にもスガさんが自分のペースで絡んで行っているのを見るとすごく和む。そして日向は改めて大地さんに謝罪。いい。どこまでも日向の行動を「作中でも間違った行為という位置付けですよ」と念押ししてくれるおかげですんなり読めるっていうのはあると思う。影山の「単品じゃ役に立たない」に「何回も言われなくてもわかってます‼︎」と返すあたり、やっぱり鷲匠監督の言葉は猪突猛進前向きの日向でも相当響いている様子。そうなんだなぁ。読者からは鷲匠監督の過去とか、そうして抱えるようになった強い思いとか、日向と自分とを「俺達」と称していることだとかが見えているけど、日向にとってはあの時言われた「価値を感じない」という言葉が全て。それでも止まってはいられないから前を向く。応援したくもなるよ。


そして放課後。サーブ練習。ネットを分割してコースを狙うなどの細かい練習。「スロット」かな。コートを細かく分割して練習するというのは東京合宿でも影山がやってた。普通の高校でもこんな風に練習するものなのかな。木下のサーブは西谷が取れないくらいの成長を見せる。で、影山のサーブを日向がレシーブ。結果吹っ飛んでしまって大成功というわけにはいかないんだけど、「いつもと違う感」が烏野の子たちにも伝わっているのすごくいいなぁ。そして「もっと跳べるぞ」について。大地さんにオーバーワーク注意というセリフを言わせるあたりは流石。で、影山による説明。「ピョピョーンじゃなくてドン」まぁわからない。さすがの語彙力というか、天才っぽいというか。


今週はエモさに溢れた回。カラーイラストからそうだし、烏野の子たちのやりとりが久しぶりなのもあって、ホーム感がすごくあった。日向と影山の関係も改めて良いなぁ。無言の信頼関係。ちょっとぐっときちゃった。