春高2日目。あの観客席カップルから。2日目もこの2人が見られるのがうれしい。春高編はずっとこのカップルを中立として観客席に置いて話が進むかな。ちょっと今までにない感じ。ハイキューのキャラクターのかわいらしさというか、愛嬌のあるキャラクター造形にこのカップルを見ていると改めて気づかされる。名前も出ていないし、多分特別に描写すべきバックボーンを持たせているわけでもないと思うし、主人公である烏野にずっと肩入れしているわけでもなくて、中立というよりむしろ相手側に寄っているようでもある。今回の「負け確定かよ（笑）」とかね。とことん烏野に対しては他人事。それなのに、なんでか好きになってしまう。
そして稲荷崎。前年のIHと春高では3位、今年のIHはキリュウを倒して2位。第2シードの学校なので当たり前だけど、ガチガチの強豪。「負け確定かよ（笑）」も納得。そして「井闥山からセット獲ってるし」から分かる井闥山の別格感。梟谷が井闥山からセット獲ったのは本当にすごかったんだな…
そしてインタビューに答えるのが主将の北。身長はそんなに大きいわけでもない。テレビの取材と見てキャッキャする日向(と山口)がかわいい。山口にとっては「俺まで(日向と一緒に)怒られた！」ことがかなりショックっぽいのもかわいい。それにしても近頃は日向と山口が仲良くなってるのがかわいいし、リアルっぽいというか、「1年の中で友達になれるのはこの2人だけだよな〜」と変に納得。
そして叶歌。幼少田中の「できるまでやればできる！」という一周回って哲学的な発言を思い出して五色似チームメイトの言葉を飲み込めた様子。田中とも話してお互いの勘違いを訂正し合う。レンアイのモダモダが試合に響くようなことなく、一旦きっぱり切り替えるというのがしっかり描かれるのはやっぱり安心できる。自分のコンプレックスを自信に変えられる場所を教えてくれた「好きな人」に、「私上手くなったから見ててね」と言って去っていく叶歌はやっぱりかっこいい。
アップ中に星海の「鮮烈」な姿を思い出す日向。影山のボゲェー‼︎を久しぶりに聞いた気がして安心。そして宮侑。「俺下手糞と試合すんのほんま嫌いやねん」やばい…。めちゃくちゃ理想の宮侑。「俺はヘタクソじゃないです」と答える影山がかわいい。みんな知ってるよ、って感じだし、影山自身が1番知ってるよ、って感じなんだけど。「あいつはヘタクソですけど」「弱くはないので大丈夫です」これはグッときた。バレーボールは6人でやるもの、という感覚が影山の中でしっかり根付いている証拠のようにも思える。
そしてセカンドユニフォーム。遂に。稲荷崎が黒だからっていうのがあるみたい。これは暗黙の了解みたいなことなのかな。西谷の黒ユニが意外と似合っててびっくり、というか本当に「主役感」。影山似合わねえなー！と言っている日向の表情が優しすぎてときめく。日向がこんな満面の笑みをして影山に話しかけるような関係性になっているんだなぁ。1年前を考えるとすごい。影山が「全身ミカン野郎」って言ってるけど、これほんとカラーイラストになったらすっごいド派手になりそう。そして確かに月島には言われたくないw月島も十分色がうるさい。というか田中の恋の気配を茶化している月島にびっくりした。すごいノリ良くない？口調も少し砕けていたりなんかして。そして言及されていないですけど1番似合わないのはスガさんだと思う。色白で色素薄めっぽいイメージがあるから。そして稲荷崎について。「最強の挑戦者」。今年のIHで2位に上がってきてて、観客の見たいものが「王者井闥山vs挑戦者の稲荷崎」なんだろうなということが容易に想像できる。大地さんのいうとおり「会場の誰も俺達なんか眼中にない」んだよね。でもそれも烏野は慣れっこ。昨夜の「神妙な」感じを3年生が弄っているのもかわいい。大地さんが徐々に主将としての姿の他に、本来の年相応な部分がでてきているのがいいよね。そして体育館に入ると、早速稲荷崎の応援。試合開始。最強の挑戦者稲荷崎vs未だ知られぬ挑戦者烏野。楽しみ。
