ハイキュー‼︎第271話「主砲」

「相手のブロックを操る」角名のスパイクの解説から。月島はいいブロック飛んでるのにどうして抜かれるんだろうっていうのは正直見当もつかなかったので、ここで解説が入って安心。角名のキャラクターデザインは稲荷崎一お狐様感ある。メインは宮侑だけど、1番狐っぽいのは角名なんだなぁ。そして解説。このおじさんもまたかわいいwハイキューはおじさんおじいさんのキャラクターデザインに味があって魅力的だと思うけど、また違ったタイプ。渋かっこいい感じというよりはかわいらしい。そんな角名担おじさん。「体幹がしっかりしているから胴全部を使って打つことができ、打点に"横幅"ができる」ということらしい。「打点の横幅」っていうのは正直今まで考えたこともなかったので驚き。打点の高い低いっていうのはよく聞く話だけど。これについては、少しサーチするだけでも体幹の重要性を説いている個人ブログなんかもいくつかあって、若利くんのスパイクに関しても滞空時間の高さや体の反り、ねじれ、空中での余裕ということと関連してるのかな。


宮侑サーブ4本目。アウト。あ、これは結構何週かに渡ってある程度は描くつもりなのかな。ただサーブだから、また1ローテ回さないと宮侑は回ってこないし、どうなるかな。そして烏野。旭さんサーブはサービスエース。後ろで喜ぶ日向とスガさんがかわいい。


旭さんサーブ2本目。拾われて角名の攻撃へ。「じょうずだ」いいな〜このゾクゾク感!はじめに角名のスパイクの特徴や武器を解説して「ぐぐっ」と身体を反る動きの意味を知っているので、まずそこで「あ〜くる。」と嫌な気づきがある。で、すごく正確な位置に飛んだ月島のブロック、サイドからはこれまた上手な影山も飛んでる。角名スパイクは縦長のコマに横向きに顔が描かれるのが特徴的。先週もそうだったし、角名のスパイクの武器について知ると納得の描写。そして得点。今度は黒尾の解説が入る。これが分かってるということが黒尾の上手さの描写にも繋がるからいいなー。この場面の解説としては、「助走も体の向きもフェイクでブロックをクロスに誘って空中で逆をつく」ということらしい。更にスパイクの威力が落ちていないのが強いと。ここで連想したのは、白鳥沢戦最後の月島の作戦において、空中で身体をひねりクロスに打った若利くん。若利くんはレフティかつパワーや体力があって、その強打がもうそれだけで武器になっている。その上で体幹の強さや恐らくは柔軟性があるのを生かして空中で余裕を持った攻撃の選択ができるんだね。角名は体幹の強さを生かして余裕を持った攻撃の選択ができる、上に、パワーもあると。彼らの強さへの寄与率をそれぞれ順位付けすると若利くんと角名では1(パワー)と2(体幹)が逆という感じ。それはポジションの差もあるかな。


銀島サーブ。ジャンサのレセプションは西谷も得意なのでしっかり上げる。アランくんに上がったボールに「絶対3枚ッ」と食らいつく田中がいい。田中パートは1セットで終わったけど、彼の不撓不屈の精神は標準装備。かっこいい。アランくんの強打で弾かれたボールを影山が押し込むが、稲荷崎リベロ赤木もやっぱり強い。またアランくん。1つ前では田中のブロックは少し割れていたけど、今回はしっかり隣と揃えてる。旭さんがサーブでアランくんを狙ったのと同じく、アランくんのスパイクを受けるのは旭さん。ここも試合序盤からわりと印象的に描かれているように感じる。旭さんが上げたボールはネット上空へ。「烏野も反撃のチャンスを」と言いかけた実況に被さるようにアランくんの腕がボールを叩く。いいわぁ〜。敵ながらめちゃくちゃかっこいいし、実況やモノローグに被さってその言葉を打ち消すように攻撃を決める、という描き方は今まで烏野や音駒のような「身内側」で多かったように記憶しているけど、敵でこの描写が出てきた時の絶望はすごい。強い。タイムは、と言う先生に「まだだ」と返すコーチ。意図はなんだろう。もう稲荷崎の得点はダブルスコアを超えてるもんね。この「相手がめちゃくちゃ強い」ヒリヒリ感が本当に好き。稲荷崎はあと6点でセット取っちゃう。どうなるかなぁ。