扉がめちゃくちゃいい。かわいいしか言えない。
ブロックのことになると月島がまぁ喋る。いいよねー。わかりやすい。こういうところがかわいい。一見日向を擁護しながらも月島は月島でブロックにプライドを持ってやっているのがよくわかる。日向の心を読んでる月島に笑った。めちゃくちゃ喋るじゃん。似た者同士の日向と影山だけど、日向は1つのことでこうカッと熱くなりやすいけど影山はそうでもないっていうのは最近印象的に描かれているように感じる。影山が「自分がボールから指を離した瞬間からはスパイカーの領域」って価値観を獲得し出したこともあると思うんだけど。「熱くなっちゃダメ スパイクもブロックもな」っていうコーチの言葉がちょっときっかけになっていて、それまで止められたり抜かれたりするとクソー！次は！って力任せなところが目立った日向が、「熱くならずに」どうするか、っていうのが今回。「ちっこいブロック恐くない」と言われた日向が、じゃあ1枚で恐いブロックってどんなだろうと考え始める。この思考の感じが、強化合宿のレシーブの流れとちょっと似てる。解説によって説明されるんじゃなく、あくまで日向の思考をモノローグとして追っていく。「誰だ 誰だ 嫌なブロック」のところの気持ちよさとかものすごい。「経験値」を目に見える形にしたらこんな感じなんだろう、という。リエーフがユニホームではなくビブスなあたりとかね！日向はリエーフのユニ姿見てないもんね。読者用の絵じゃなくて日向の頭の中を見ている感じ。金田一はもちろん、百沢がいるあたりとかいい。で、気付く。黒字の背景に「クロスには打たないでね？打てないよね？？」というセリフ。これがめっちゃカッケー！！！松川ですよ！びっくり。松川かよ！って。日向の思考と共に今まで出会ったブロッカーを思い浮かべていた読者でも、松川ってなかなか出ないんじゃないかな。私は出なかった。もうこの、黒背景に文字の演出が、「天井サーブ」の時もそうなんだけど、まずめちゃくちゃかっこいいよね。そして松川のように「コースを絞らせる」ブロックでストレートに打たせ、西谷が上げる。そこからの「紛れる」への絵の持って行き方がもうかっこいいし。ブロックに入っていたスパイカーが助走について、日向もそこに「紛れる」。ここの文字演出は初めて見たかな。これもよかった。そして大地さんが得点。さすがの月島も「ふーーーーーーん」。笑った。国見が面白そうって顔してたり、金田一が嫌な顔してたり。そんでもって2年半ぶりくらいの登場、松川花巻。めっちゃかわいい。日曜日、電車、私服。情報量がすごい。回想以外でこの2人を見ることがまだあるとは思わなかった。それにしても松川だよ！松川のブロックがここで出るとは。本家ももちろん印象的ではあるんだけど、「特別な活躍」として描かれていたわけじゃないんだよね。当時の日向も「さすが3年生」というように言ってて、同時に「すごいプレッシャー…！」とも言ってたので、このブロックのプレッシャーが日向の中で色濃く残っていたわけだよね。すごい。日向はもちろん松川ほどの身長体格パワーはどれも持ってないけど高さに関しては跳躍力でクリア、パワーとしてもこの松川ブロックの目的が止めることではなくフロアで捕まえることなのでここでは特別問題ない？あとは日向持ち前の存在感と、とにかく位置取りなのかな。日向は身長がない分ジャンプした時に急に視界に入ってくる圧迫感があって、加えてクロスに打つことを躊躇うような絶妙な位置取り。来週また解説が入るかな。点数としても両校20点というところで、1セット目もそろそろ。どうなるかな。わりと読めない。いや今週も良かった。2年半越しに松川がMVP！
