コーチと影山のやりとりとか。思えばコーチも元セッターなんだもんね。悩み事とかないか、に「？無いっス」と即答してるのいいwそして「おりこうさん」問題。コーチはなんとなく察しがつきながらもあえて答えを明確に提示しないあたりは影山相手だと特に有効なんだろうな。感覚派の天才に言葉で説明するより自分の経験として理解しないと意味がないんだろうなとはすごく思う。
そして伊達工のバンチ・リード・ブロックは、あらゆる攻撃に対して常に複数の壁を形成する。一見、満遍なく分かれるスプレッド・シフトの方がいいように思えるんだけど、束で来られるというプレッシャーが、成功しても失敗しても常につきまとうみたいな効果があるのかな。二口がいい顔してるわぁ。「セッターとブロッカーの戦いは攻撃の瞬間以外もずっと続いている」っていうのはまさに白鳥沢戦の白布と月島の構図と被る。今度は烏野セッターへのプレッシャーという形で反転。影山が「強さは心地良い」というモノローグでユースで出会った人たちや二口、青根、岩泉、若利くん、木兎さんを思い浮かべる。個人的にはここで木兎さんが出てきたのなんかすごく嬉しい。ポイントは当然及川がいないという点。明らかにわざと。いないことで逆に存在感を増してる。及川がいないっていうのはやっぱり「強くないから」いないということではないよね。「心地良くないから」いない。これは熱い。及川は全く登場してないのにこの存在感。影山にとっての及川というのを測りかねている部分は以前からあるんだけど、そうか、及川の強さは心地良くないんだなぁ。それにしても「強さは心地良い」の影山はいい表情してる。生き生きしてるっていうのかな。
黄金川の強烈なツー。現実のバレーボールでツーアタックがどれくらい見られるかというのは分からないんだけど、少なくともハイキューではツーアタックはかなり印象的。で、黄金川のツーを西谷が「ナイスレシーブ」する…ここが後々ポイントになる。影山は「いい感じのトス」だと思ったんだけど旭さんは決めきれず。何か考えている様子の旭さんと、それを見てまた何か考えていそうな影山。月島のワンタッチに二口がすごい嫌そうな顔で舌打ちしてるのとか最高。ブロックは嫌われてナンボ。二口のフェイントを西谷が「ナイスレシーブ」するんだけど、ここで影山、「邪魔っス‼︎」全員とんでもない顔してるけどコーチだけは何か察した様子。当然影山の言葉が西谷の気に触る。ちょっとこれまでにないピリピリした感じ。ドキドキ。
