ハイキュー‼︎第250話「挑戦者」

表紙は日向と影山。得点板の使い方が上手くてびっくりした。カラーページ。まさかの5周年告知は天童。すげぇ。ほんとに先生お気に入りなんだね。白鳥沢とか天童の出番って強化合宿編でもだいぶサプライズ感あったけど、まだ出てくるw騙され追いやられる主人公に笑った。で、見開きカラー。やばいめっちゃかっこいい。絵が上手いとしか言えないw大地さんの手の描写とか。旭さん田中日向の3人が助走、打つ前、打つ瞬間、と連続になっているのとかもかっこいい。何週か前に西谷が「主役感」と言われてたけど、このカラーを見て非常に納得した。あと、日向はオレンジユニを「うるさい」と月島に言われてたけど、月島も十分うるさいというのが視覚的によく分かった。むしろ日向の方が髪と色が統一されている分そこまでやかましく感じない。研磨とかも金髪プリンに赤ユニで色的には相当ごちゃごちゃしてる感じなんだけど、うるさく感じないんだよね。見慣れてるかどうかかな。単純にオレンジって人を選ぶ色でもあるよね。あとは旭さんの肌の色の塗りがいつもよりちょっと濃い。外国人感増してるし、オレンジユニもよく似合う気がする。


本編。打ち忘れジャンプで実況解説をも困惑させる日向w宮侑と田中がシンクロして言葉を被せていて、次の小さなコマでは田中がちょっとバチバチ対抗心燃やしてるのがかわいい。日向の想像上の影山に笑った。日向の中ではこんな下書きみたいな作画なのか。しかも影山が言いそうになさすぎる。こうだったらいいのにという理想の影山。実際の影山は、正反対のことを言ってる。それでも「やるなら両方成功させろ」ってあたりに4月時点の影山からは随分変化したというのがわかるかな。当時の影山なら「やるな」一辺倒だったかも。日向の最高到達点が変わってセットアップが合わなくなることを気にしながらもニヤリと笑う影山がまたいいよね。こっちもやってやる感。


稲荷崎サーブは角名。俺は静かでも煩くてもどっちでもいいヨ、とのことらしい。前回の宮侑の時の応援の賛否と合わせて考えると、やはり「応援は選手のためのもの」で、「選手の応援になる方を選択すべき」というのが一応の答えなのかなと思う。そしてセッターとしての宮侑の上手さ。ファーストタッチを奪ってそのままセットアップ。上手いのが素人でもよくわかる。これに入ってくるアランくんもまた見事。そのアランくんを賞賛しつつ対抗心を燃やす木兎さん。ベンチコート。強豪っぽい。赤葦が解説役こなしつつ自然に先輩を無視してるのに笑った。脳内思考だと「イヤだなあ」とか言うんだね。ちょっと意外。むかつく!の星海と無言で見ているキリュウ。リアクション要員がめちゃくちゃ豪華。これ全員稲荷崎を見に来てるんだよね。


そして2回目の角名サーブ。審判の笛と同時に打つ。これめちゃくちゃ好きだ。以前テレビで見たことある気がする。しかし今回も、なんとか拾う大地さん。彼が当然のように上手いのが烏野の強さのひとつ。烏野の強みを最大限発揮するために大地さんとか西谷あたりがまずしっかりファーストタッチを取るのが非常に重要だというのはすごくよくわかる。嶋田さんの「相手のリズムに乗るな!」とかもすごくいい。最初読んだ時にすごくハッとしたというか、読んでいるこちらまで、稲荷崎のペースに乗って焦っているのをすごく感じたから。で、影山のトスの背後でブロックに跳んでいる稲荷崎の選手のウデが影で黒く演出されているのがいい。ヒュッとなる怖さ。からの空中で体をひねって、振り向きざまリバウンド。上手い。トスを上げる前にもうブロックに跳んでいるということは少なくともリードじゃないのかな。そして日向のブロード。絵の力がすごい。先生の「僕らは等しくバレーボールへの挑戦者だ」という言葉が重なっているのもまたいい。「僕ら」なところが重要。先生自身も当事者としていてくれる。毎度のお決まりだけど、日向と影山の攻撃が会場を黙らせる瞬間というのがやはり気持ちいい!強豪の選手たちをも驚かせていることになぜか鼻高々してしまう。そして1人驚くことなく見つめている主将の北。これはなんかあるわ。すごい楽しみ。会場中からスゲー!という眼差しを送られかっこいい表情を決めているかと思いきや、内心ドキドキしている2人というのがまたいいw巻頭カラーにふさわしい気持ちのいい回でした。



5周年記念で色々やってるみたい。これは見に行きたいなぁ。とにかく5周年、そして連載250回おめでとうございます!